090818

夏真っ盛り。
抜けるように青い空。
絵に描いたような白い雲。
降るような、蝉の声。
「銀さんはまるで陽炎みたいです」
光に溶けてしまいそうな銀の髪。
「ならお前は蜃気楼じゃん?」
光を跳ね返すような艶やかな黒い髪。
「じゃあ消えないように、手……繋いでくれますか?」
「そうだな、俺も……逃げねぇように捕まえといてもらうかな」
濃い緑が作る斑の日影。
降り注ぐ光を浴びながら。
キラキラと輝く小道をどこまでも。