リアル化バトン
●神様が貴方の為に好きなキャラをリアル化してくださるそうです。ずばり誰を選びますか?
んじゃ、ずばり銀新。
だって一人って限定して無いもん。
ずるいですかね。
けどやっぱ二人はセットじゃないですか。
番であり、夫婦であり、銀と言ったら新、みたいな合言葉ですから
欠けたらいかんのです。
これ、世の理なので大丈夫、ですよね?神様。
●あぁほら、早速貴方の後ろにその人が…
ニンマリ。
●けれどその人には魂がありません。肉体は確かにこの世のものですが。
目を、閉じていてくれたらいいなと思います。
閉じた目が開く瞬間を、息を殺して見つめてみたいので。
●魂を授けるためにはあることをしなくてはいけません。そう、接吻です。
えっ、いいんですか!?
すげー役得、ラッキーであります!
じゃあ、私が新ちゃんを起こして、起きた新ちゃんが坂田を起こすという図式で。
背徳感を覚えつつもいざ!
●ほらら、照れてないで早く早く
や、土壇場になるとやっぱ緊張するし。
だって16歳の唇ですよ?
それに坂田と間接……とか思ったらやっぱりいけない事のような気がもっそいします。
でも新ちゃんに起きて欲しいしなー。
●目覚めた彼(彼女)が始めに言ったのは何?
「お前、俺の新八に何しようとしてんの?」
ぎゃひっ。
私のオーラがあまりにも邪心に満ちていたらしく、危険を察知した坂田が自力で蘇生してしまったようです。
恐るべし。
でもさすがだな、と。
「今舌打ちしたろ、お前」
「は?してませんけど」
「ちっ、とにかく新八から離れろよ」
目の前にいた新ちゃんを、割り込まれて掻っ攫われました。
でも新ちゃんって背ぇ高いんだなー。
ちっちゃいと思ってたからちょっと新鮮でしたね。
やっぱり男の子だなぁ。
●どんな服を着ているの?まさかはだ…
「まさかお前がひん剥いたんじゃねーだろな」
「人聞きの悪い……だったらあんたは服着てるはずでしょ?だいたいね、全裸は私の趣味じゃないの。チラリズムに萌えるんだからさ。やるなら全部は脱がさんね」
「……医者、呼んでやろうか?」
「あんたに言われたくねー……つか、共感してるくせに」
「うっせーな、だとしてもお前と共有はしたくねぇんだよ」
「なるほど、一理あんね」
●これからどうしましょう
「とにかくお前は見んな。目ェ瞑るかあっち向いてろ」
「そんな殺生な。神様が私の為に実現してくれた事なんだからさ、大目にみてよ。私がお願いしたから二人一緒なんだよ?ね、お願いします」
「……んじゃ、そこら辺の隅っこにいろよ」
「はいはい」
結局非常になりきれないんだよねー。
新ちゃんはそういうとこも凄く好きなんだろうなぁ。
しかし坂田はん、新八を私の視線から隠すためなら自分のケツを犠牲にするのね……愛されてる新八が堪らんな。
それにしても坂田の身体にすっぽり隠れてはいるものの、隠しきれない足だけちらりと見えるのが、かえって生々しくてエロいんですけど……。
生殺しという名の嫌がらせですか、坂田さん。
写メ撮りてぇなぁ……くそ。
あ、チューしてる。
…………………………長くネ?
●魂を授けてくれた貴方に感謝しきりな様子。熱い視線を投げ掛けてきます。
「ん……銀、さん?」
「はよ、新八」
「おはよう、ございます……?」
「気持ち悪いとかねぇ?大丈夫か?」
「それは大丈夫ですけど……ていうか、なんで僕達裸なんですか?」
「……意外に動じねぇのな」
「そ、れは……銀さん、いるし……」
「はぁ、新八君……おっさん泣かすのやめてくんない?」
「別に泣かせてなんて……あ、ぎっ、銀さん、人がっ」
「あ?放っときゃいいって。半径3メートル以内に近付くなって言ってあっから心配すんな」
……や、そんなん聞いてませんけど?
「し、心配とかそんなんじゃなくて……恥ずかしいんですけど」
「だから俺が隠してやってんじゃん」
「銀さんだって裸じゃないですか。隠せて無いです……」
「それって嫉妬してくれてるって思っていいわけ?」
「……知りません」
●ガバァ―――!
エェェェェェェッ。
目の前で見せてくれんのォォォォォ!!!!!?
●―――と、ベッドから落ちて貴方は目が覚めましたか。何だ、夢か。
ゆ、夢を録画、再生できる装置下さい!!!
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