確かめる







身体に包帯を巻きつけた銀時が、あまりにも静かに眠るので。
怖くてそっと顔を寄せてみた。
胸元の動きでも。
翳す手の平でも。
呼吸を確かめる方法などいくらでもあったのに。
確かな息遣いを間近で感じたくて、新八は唇を選んだ。
触れそうで触れない距離で温かく穏やかな銀時の寝息が薄い皮膚に当たる。
目を閉じて、心を澄まさなければ見失ってしまいそうな寄る辺でも。
すぐ傍で感じられる事にほっとする。
銀時が生きていることを教えてくれるそれに感謝をするように。
口付けではなく、ただ触れたくて。
新八は唇をそっと押し当てた。



呼吸をしている事を確かめるように、息を殺して見詰めてしまうことが時々あります。
動いている事に耳を澄ますとか。
音がすると、その人がいる事に安心します。