独白:坂田
おーい新八、聞こえてっか?
銀さんの声、届いてっか?
あのさ。
お前って、夢中になると結構集中すんじゃん?
この前ジャンプ読んでた時、お前が隣でめちゃめちゃ真剣な顔してTV見てんのに気が付いてさ。
俺、そっからジャンプよりそっちのが気になっちまって、しばらく横顔じっと眺めてたんだよな(お前全然気付かねぇの)
で、その時思い知っちまった。
お前が、俺の事気にしてねぇのがすげぇヤダ。
最近お前変だろ?
銀さん銀さんって毎日煩いくらいに俺の事呼んでくれてたのがすっかり減っちまったし、なんか妙に避けられてるなって、感じるし。
それを寂しいって思っちまったら、もう自覚するしかなかったんだよね。
この頃新八が口煩いって神楽がぼやいてた。
傍で聞いててもそう感じる。
自分の事は自分でって、前以上に厳しくなってるだろ。
でもそれってあれだろ?
箪笥に下着とか靴下とか書いたシール貼りだすし、料理のレシピノートとか作り出してるし。
居なくなる準備、勝手に始めてんだろ。
こっそりやってるつもりだろうけど、銀さんはちゃんとお見通しなんだっつの。
それ、駄目だから。
自覚したって言ったろ?
お前は俺のもんなんだって、気付いちまったんだよ。
だから。
勝手に傍から居なくなるとかそういうの、許さねぇからな。
おーい新八、聞こえてっか?
銀さんの声、届いてっか?
家族と思っていいんだろ?
ずっと傍に居てくれんだろ?
今更なかった事になんかできるわけないほどに、お前はもう俺のもんだって自覚あんの?(俺はちゃんとしたからね)
俺は、お前が用意してくんなかったら風呂上りにパンツ履かねぇからな。
今度おっさんの本気、見せてやっから。
覚悟しときなさい。
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