071122



僕の手を引いて
真っ直ぐに踏み出したあなたの一歩を 
追いかけることができなくて

ゆっくりとほどけていく指先が
ぼんやりと滲むのはどうしてなのか

立ち止まった
僕を振り向いたあなたの気配
顔を上げることができなくて
ただ下を向いていた

くしゃりと 
髪を撫でる手のひらが大きくて
抱き締めて
くれる腕が温かくて
苦笑交じりのため息が
優しくて
仕方無さそうなあなたの声が
心の奥にしみこんだ